愛猫がおもちゃやひも状のもので遊んでいると、誤って飲み込んでしまうことがあります。
うちのねーこーにもあって、毛布をガジガジしたりうんちから長い髪の毛が出てくることもあります。
今のところ身体に何も問題はありませんが、実は 猫の誤飲・誤食って命にもかかわる程の危険な場合もあるんです!
そこで、今回は猫の誤飲・誤食の原因や症状、対処法を書きます。
猫の誤飲・誤食の原因
大体の場合は、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまうことが原因です。
猫は、口に入るくらい小さなものやひも状のものが大好きなので、遊んでガジガジしているうちの飲み込んでしまうことがあります。
他には、ストレスや病気が原因で衣類やタオル、寝具などの布製品をガジガジと噛んでしまうウールサッキングと呼ばれる行動があります。
猫の誤飲・誤食の症状
猫の誤飲・誤食の症状は、以下のようなものがあります。
- ぐったりして動かなくなる
- 吐く動作が多くなる
- 嘔吐が多くなる
- 息苦しそうにしている
- 食欲不振
誤飲・誤食したものが数ミリ程度のごく小さいものなら様子を見てもいいかも知れませんが、もう少し大きなものならすぐに動物病院へ行った方がいいです。
誤飲・誤食したものによりますが、 のどに詰まって呼吸困難を起こしたり、腸で詰まって腸閉塞を起こしてしまう危険があります。
腸閉塞
ぐったりして動かない、食欲不振、嘔吐の症状がみられる場合、腸で異物が詰まってしまう腸閉塞を起こしている可能性があります。
飲み込んだものが腸に届くまで4~5時間とされているので、何か飲み込んだとわかったときや症状が出たときはすぐ動物病院へ行きましょう。
呼吸困難
誤飲・誤食によってのどに異物が詰まってしまうと息ができなくなります。
何度も口をパクパクする、吐き出そうとする仕草をする、呼吸が苦しそうなどの様子が見られたら呼吸困難を起こしている可能性があるので、対処するかすぐに動物病院へ行きましょう。
口の中やのどに刺さる
魚や肉の骨、何かとがったものを誤飲・誤食したときに口の中やのどに刺さってしまう場合があります。
その場合、口を開けて息が荒くなる、食欲不振になる、嘔吐するなどの症状が出ます。
その時、口の中やのどに傷がついて炎症を起こしてしまうと食欲不振になり、どんどん元気がなくなっていきます。
ひと昔前は魚やチキンも骨丸ごと食べさせていましたが、最近では噛み砕いた骨が口の中やのどに刺さるのを避けるために、骨は取り除く傾向にあります。
中毒症
中毒症状を起こしやすい主なものです。
- ネギ類・・・貧血、血尿など
- 酒類(アルコール)・・・息が荒くなる、嘔吐、けいれんなど
- コーヒーやチョコレートなど(カフェイン)・・・下痢、嘔吐、けいれんなど
- たばこ(ニコチン)・・・嘔吐、昏睡状態など
- アルカリ電池・・・呼吸困難や吐血、やけどなど
- 植物(特にユリ科)・・・腎臓の中毒症、下痢、嘔吐、けいれんなど
これでもほんの一部ですが、私たちの身近にあるもので中毒症を起こすものって多いので、猫が口にしないよう気をつけないといけませんね。
排泄物と一緒に出る
誤飲・誤食をしてしまっても、異物を嘔吐して吐き出したり、うんちと一緒に出すことができたらラッキーです。
数ミリ程度の小さなものや、短くて細いひも状のものだとまだ出やすいみたいです。
うちのねーこーの場合は、時々長い髪の毛がうんちと一緒に出てくることがあるので、知らないうちに飲み込んでいるみたいです。
でも、自分で判断するのは危険なので、動物病院に連れていくか相談することをオススメします。
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誤飲・誤食したときの対処法
猫が誤飲・誤食をした場合、まずは飼い主さんが慌てず冷静に対処することが大事です。
緊急を要する場合の処置
誤飲・誤食によって呼吸困難を起こしている場合は、特に緊急を要するので応急処置が必要になる場合があります。
応急処置として、次のことをやってみましょう。
①猫を逆さまにして抱きかかえ、背中を軽く叩いたり、少しだけ揺らしてみる。
②猫の口を開いてみて、詰まっているものが見えたらゆっくり引っ張ってみる。
但し、 無理矢理やってしまうとより状況が悪くなってしまう恐れがあるので、決して無理はしないでください。
やってみて無理そうなら、急いで動物病院に行きましょう。
緊急の場合でしたら予約なしでもすぐ診てくれるでしょうが、移動中にでも連絡はしておいたほうがいいでしょう。
これをやるのはちょっと危険かも?
ネットを見ていると、「濃度の高い食塩水を飲ませて吐き出させる」というのがありますが、私個人としてはちょっと危険なのでは?と感じます。
余計に詰まらせたり中毒症状がひどくなる可能性があるのではないでしょうか?
素人がやるにはハードルが高いので、無理はせずに急いで動物病院に行ったほうがいいですよ。
猫の誤飲・誤食を未然に防ごう
まずは、猫が誤飲・誤食をしそうなものも大まかに知りましょう。
誤飲・誤食しそうなもの
- 毛糸、ゴム紐などのひも状のもの
- 乾電池
- 毛布やタオルなどの布類
- ビニール類
- 綿棒やつまようじなど棒状のもの
- ティッシュ
- 鶏肉や魚の骨
- 植物
- たばこ
まだまだたくさんありますが、主だったものを書きました。
要は、猫の口に入るものは何でも!って考えていたほうがいいでしょう。
猫は好奇心旺盛なので、何これ!?というものを見つけたらすぐ遊んじゃいますからね~。
誤飲・誤食を未然に防ぐには?
猫の誤飲・誤食を防ぐには、普段からの整理整頓や掃除を心掛けましょう。
気をつけたいこと
- 猫の口に入りそうなものは、手の届かないところに保管する。
- 糸くず、髪の毛などはすぐ口に入れるので、定期的に掃除をする。
- 猫がおもちゃやひも状のもので遊ぶときは様子を見る。
- 人間の食べ物は与えないようにする。
- 観葉植物は猫が届かないところに置くようにする。
- たばこの吸い殻はそのままにせず、毎回捨てる。
そこで、オススメするのがコレ!
コロコロはサッとゴミが取れて便利なのがいいですね。
髪の毛や糸くず、猫の毛もとれるし、コロコロしながら何か落ちていないかチェックすることもできます。
この商品は5種類の色があるので、お家のインテリアに合わせて選べますね。
まとめ
猫は色んなものに興味を示し、遊んでいるうちに誤飲・誤食をしてしまうことがあります。
誤飲・誤食をしたものが、そのままうんちと一緒に排泄されれば問題ないのですが、のどに詰まる、腸閉塞を起こす、中毒を起こすなどの危険な場合もあるんです。
「飲み込んでしまったけど元気に遊んでいるから大丈夫」って何もしないのはちょっと心配です。
現時点では大丈夫でも、後から体調が急変することもあるので、「嘔吐していないか」、「食欲は減っていないか」など、ちょっとした体調の変化も見逃さないようにしましょう。
様子を見ながらも心配でしたら、動物病院で見てもらったほうが無難ですね。
誤飲・誤食は未然に防ぐことが重要なので、整理整頓と定期的な掃除をしましょう!
愛猫ちゃんに誤飲・誤食の事故が起きないことが1番ですからね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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