下半身不随の猫にとって高いところはとっても危険なんです!

高いところの猫 下半身不随の猫
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ハイサイ!きんじょうです。

猫は高いところが好きですね。

外では屋根や塀の上、2階以上の建物のベランダの塀を歩いていたら見ていて冷や冷やしますが、猫は全然平気で歩いていますよね。

部屋の中でも、タンスの上や冷蔵庫の上に登っていることも多いでしょう。

 

ですが、

下半身不随の猫の場合、高いところはとっても危険です!

 

今回は、なぜ高いところが危険なのか、また高いところに登らせないための対策を書きます。

 

受け身がとれないので危険です!

高いところの猫

下半身不随の猫が高いところがダメな理由は、落ちると受け身がとれないからです。

健常の猫の場合、どんな体勢からでもキレイに着地するイメージってあるじゃないですか。

でも、下半身不随の猫の場合は後ろ足が動かないので着地が下手です。

なぜなら、骨盤を動かせないと落ちた時にくるっと回って着地することができないからです。

前足からの着地は出来ますが、お腹からの下半身はドン!と床に打ちつけてしまいます。

少しの衝撃なら大丈夫なんですが、 衝撃が強いと骨折したり内臓に良くないと獣医師さんに教えてもらいました。

 

家の中でも、フローリングと畳部屋の段差10cmぐらいならそれほど衝撃はありませんが、ソファーから降りる時と30cm位の段差になると衝撃は少々強くなります。

のんびりと降りる時は良いんですが、激しく遊んでいる時にドン!って下半身を強めに打ったりしたら心配になります。

 

遊ばせないと運動不足にもなるし、ストレスも溜まってしまうので押さえつけようなことはしたくありません。

でも、少しの衝撃でも回数が多いとダメージの蓄積になるから、出来るだけ衝撃は避けたいです。

 

もし高いところに登ったり落ちてしまったら

じっと見ている猫

もし高いところに登ってしまった場合、あわてて降ろそうとするとビックリして跳びだしたら危ないです。

落ちてケガをしたり内臓にダメージが・・・なんてことになったらもう大変です。

そうならない為には、優しく声を掛けてあげながら自然に近づき、ゆっくり捕まえたほうが安全ですね。

猫は追いかけると逃げてしまう性質があるので、さりげなくゆっくりと近づくようにするといいですよ。

 

もし、高いところから落ちた場合には次の症状を確認しましょう。

・出血している。

・吐血している。

・ぐったりしている。

・ちゃんと歩けていない。

・体が熱く感じる。

など、いつもと違う症状が見られた場合にはすぐ動物病院に行きましょう!

 

怪我もなく元気に動いていても、2日程は注意深く観察をした方が良いようです。

・ぐったりする

・食欲がなくなる

・熱っぽい

・呼吸が荒くなる

・触ると痛がる

このような症状がみられる場合、骨折や内臓にダメージがある可能性があるので動物病院に行きましょう。

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高いところに登らないよう工夫が必要

閃いた猫

一番いいのは、高いところには登らせないようにすることですが、ちょっとした工夫で改善できますよ。

壁に布類を掛けない

愛猫ねーこーが生後2ヶ月の頃、壁紙にオシャレな布を掛けていたのですが、爪を引っ掛けて勢いよくよじ登りました!

50㎝ほど登ったら止まりましたが、どうしたらいいのかわからなくなった感じでそのまま落下。

あっという間の出来事だったので止めることが出来ませんでした。

下半身不随の分、受け身が下手なので体の側面から落ちたので冷や汗ものでした。

それからは、壁の低いところに爪を引っ掛けて登れるようなものは掛けないようにしています。

 

高いところに続く段差を作らない

ラックやタンスの上まで行きやすくなるような段差を作らないように、ソファーの位置や家具の配置に気をつけています。

愛猫ねーこーは、ベッドやソファーに登るのがやっとです。

こたつテーブルにも登りそうですが、テーブルの表面はツルツルして爪が引っ掛けられないせいか全然登ろうとはしません。

色々と物を置いて段差ができると登っていくので、登って行けるようなルートを作らないように整理整頓しています。

 

高いところにいる感覚を味わってもらう工夫

くつろぐ猫

本来、猫は高いところに行けないとストレスが掛かってしまうそうですが、愛猫ねーこーは自身で高いところに登ることは出来ません。

なので、少しでも高いところの感覚を味わってもらえるようにしています。

窓から外を眺める

住んでいるところが2階なので、抱っこして窓を開けて一緒に外を眺めたり、窓際にカラーボックスを置いてダンボールにタオルケットを敷いて外を眺めることができるようにしています。

車や人が行き交う様子を眺めたり、太陽が当たって日向ぼっこしていたりと楽しんでいる様子です。

飛び降りないように近くで様子を見たり、下にクッションを置くなどをして安全対策も忘れずに!

 

高いところに持ち上げる

部屋の中で、自分では登って行けない所(タンスの上や冷蔵庫の上など)まで持ち上げて乗せたり、公園での散歩中に肩に乗せると、周りをキョロキョロして楽しみます。

目を輝かせて辺りをクンクンと匂いを嗅いでいる様子はとってもかわいいですよ!

 

さいごに

居眠り猫

猫は高いところが好きですが、下半身不随の猫にとっては危険です。

ですが、ちょっとした工夫で高いところを体験させてあげることはできるので楽しませてあげましょう!

ただし、安全対策はしっかりと行いましょう。

 

ドライブや公園へと外出したときに木の幹や枝に乗せてあげると、不安定ではありますが喜んで歩こうとします。

外で肩に乗せて歩くだけでも結構喜んでいる様子なので、下半身不随でも一緒に外出してあげるのもオススメです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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