子供の水分補給にオススメな飲み物と飲ませ方を種類別にご紹介!

赤ちゃんの水遊び 食育

子供は一年中元気に動きまわっていますよね。

いっぱい汗をかいて遊んでいる姿を見ると、こっちまで元気になった気分になります。

そこで注意しないといけないことがひとつ、 遊びに夢中になって子供の水分補給を忘れてしまうことです。

今回は、上手な水分補給について書きます。

目次

子供の水分補給にはこれがオススメ

赤ちゃんの水遊び

子供の水分補給に最適な飲み物を紹介します。

麦茶

麦茶はカフェインレスなので、小さい子供でも飲むことができます。

麦茶にはミネラル、カリウムが含まれており、水分を保持して夏バテを防ぐ効果があります。

水出しパックでも売られていますが、煮出し用の麦茶で作ったほうが断然美味しいし、水出しパックよりも飲みやすいです。

 

ルイボスティー

ルイボスティーは、南アフリカ原産のお茶で「不老不死のお茶」ともいわれている体にいいお茶です。

ノンカフェインでミネラルも多く含んでおり、子供でも安心して飲むことができます。

 

コーン茶

一般的にはあまり飲まれていませんが、ノンカフェインなので子供にもオススメです。

とうもろこしの時期になったら、ひげは捨てずに天日干しにして「とうもろこしのひげ茶」にして飲むと美味しいですよ。

ふつうのお茶と同様の淹れ方で大丈夫です。冷やしても美味しいですよ。

 

やっぱり水が基本で、一番身体への負担が少ない飲み物です。

ここで気をつけてほしいのが、子供には高度の高いミネラルウォーターは控えましょう。

特に乳幼児は腎臓が未発達なので、ミネラル分を代謝できず体外に出そうとおしっこの量が増え、水分不足になる恐れがあります。

乳幼児には軟水を飲ませるほうがいいでしょう。

 

水分補給にオススメしない飲み物

水分補給には向かない飲み物を紹介します。

糖分を含むジュース類

時々、「ジュースの方が子供がたくさん飲んでくれるからいいんじゃないの?」なんてことを聞きますが、それはオススメしません。

ジュースは糖分を多く含んでいるので飲みやすいのですが、糖分を分解するためにビタミンB1という栄養分を多く消費します。

そのビタミンB1が不足すると夏バテをします。

 

それと、 「ペットボトル症候群」といってジュースを飲み過ぎると高血圧になり、おしっこの量が増えて脱水症状を引き起こしたり、めまい、吐き気、腹痛などの症状がでることもあります。

 

私の先輩の実体験で、歯がボロボロになった話を紹介します。

ラグビーをやっていた先輩が、練習でコーラばかりを飲んでいたそうです。暑い日の練習に飲むコーラーは最高に美味しい!と言っていました。

ですが、気がついたころにはもう遅し、前歯4本がボロボロになって、20代で前歯が入れ歯になりました。

そうです、 ジュースばかりだと虫歯にもなるということをお忘れなく。

 

スポーツドリンク

よく聞く話で、「体に吸収されやすいからスポーツドリングを飲ませたほうがいい」といいますが、スポーツドリンクはオススメしません。

スポーツドリンクは、炭酸飲料やジュースと同じ「清涼飲料水」です。スポーツドリンクにも大量の糖分が含まれているので、ペットボトル症候群の症状が出ます。

それと、アミノ酸やクエン酸も多く含まれているので、口の中が酸性になって虫歯になりやすくなっちゃいますよ!

 

牛乳

牛乳は、体への吸収に時間が掛かる分、胃や腸の負担にもなります。

また、身体に合わない子もいるので、水分補給としてはオススメしません。

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子供に必要な水分量と飲ませ方

子供に合った水分量と飲ませ方があります。

1日に必要な水分量

子供の年齢別での1日に必要な水分量です。

飲料水+食事からの1日に必要な水分量の目安

・新生児:1kg(体重)あたり約50~120ml

・乳児:1kgあたり約120~150ml

・幼児:1kgあたり約90~100ml

・学童:1kgあたり約60~80ml

(参考文献:「水の健康学」/藤田紘一郎)

例えば、幼児で体重が10kgだとすると、10kg×90~100ml=900~1,000mlとなるので、1日に900~1,000mlの水分が必要ということになります。

成人で1kgあたり40~50mlなので、いかに子供が多くの水分を必要としていることがわかります。

 

上手な飲ませ方

子供は、のどが渇いてもちゃんと伝えきれなかったり、遊びに夢中になってのどが渇いていることを忘れてしまうこともあります。

なので、脱水症状になる前にこまめに水分を飲ませる必要があります。

 

飲ませるタイミングとして、起床時、遊びの前後、食事・おやつ時、入浴の前後、眠る前など、ある程度決めごとにしておけば忘れずに水分補給ができます。

 

一度にたくさん飲ませようとせず、少量ずつ与えてこまめに飲ませるのがポイントです。

一度に飲ませすぎてしまうと、体調不良を起こす場合がありますよ。

 

ちなみに私の保育園では、自由に飲めるようにキーパーを置いていますが、午前中に2回と午後に3回と、決まった時間に飲ませるようにもしています。

しっかりと水分補給をしていれば、熱中症になる確率もかなり減りますよ!

 

さいごに

水を飲む女の子

子供の水分補給として、糖分が多く入ったジュースやスポーツドリンクを飲ませている方が多くいます。

確かに暑いときの冷たいコーラやジュースは最高においしいですよね!でも、コーラやジュースではちゃんとした水分補給ができません。

ちゃんとした水分補給をするには水や麦茶などが最適ですが、日頃から甘い飲みものばかり飲んでいると、水や麦茶を嫌がって飲もうとしなくなるので気をつけたいところです。

甘い飲みものは、おやつのひとつとして飲ませ、 日常の水分補給は水が一番いいのではないでしょうか。

 

子供には上手に水分補給をしてあげて、毎日楽しく元気に過ごしましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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