咀嚼で得られる効果が凄い!子供のころからよく噛む習慣をつけよう!

食事をする子 食育

ハイサイ!きんじょうです。

保育園での食事時間になると、毎日のように感じることがあります。

それは、「ちゃんと噛んで食べてほしいな~」です。

噛まずに丸のみしようとしてオェ!って詰まりそうになるので怖いです。

 

ちゃんと咀嚼(そしゃく)できる子、咀嚼ができない子の違いって何なのか気になりませんか?

 

そこで今回は、咀嚼のことや咀嚼で得られる素晴らしい効果を書きます。

 

目次

子供の咀嚼について

食事をする子

咀嚼(そしゃく)とは、食べ物をよく噛んで食べることですね。

離乳食を始めると同時に、咀嚼の練習も始めましょう。

 

初めは飲み込む練習から始まり、舌で潰して飲み込み、歯茎で噛むようになってからしっかりと咀嚼ができるようになります。

 

ですが、最近は咀嚼ができない子が増えています。

では、なぜ咀嚼ができない子が増えたのでしょうか?

 

柔らかい食べ物が多いと咀嚼が下手になる

なぜ咀嚼が下手になるのでしょうか?

柔らかい食べ物ばかりを食べさせる

レトルト食品やコンビニ弁当、ファストフードなど、世の中には柔らかい食べ物ばかりですね。

TVを観ても「柔らかくて美味しい!」ってことばかりだし、外食したら何でも柔らかく調理されていたりと、 柔らかさ=美味しいみたいになっていますよね?

 

「じゃ、硬いものばかりあげなきゃいけないの?」なんてお叱りを受けそうですが、そういうことではありません。

「子供に柔らかくて美味しいものを絶対に食べさせてはいけない!」と言っているのではなく、柔らかい食べ物に偏っていることが問題なのです!

 

柔らかい食べ物ばかりがダメな理由

柔らかい食べ物ばかりだと、「噛まない」ということに慣れてしまいます。

少し歯ごたえのある食べ物を口の中に入れただけで拒絶してしまい、ぺっと口から出すか、ずっと口の中に入れっぱなしになるか、無理に飲み込もうとします。

 

実際に保育園であった事例です。

3歳児の子でしたが、おやつの時間にせんべいやリンゴなどが出されたときのことです。

おやつが少しでも硬いとわかったら食べないと言ったり、口の中に入れてみて噛み切れなかったらずっと口の中に入れっぱなしにしておいて、こそっとゴミ箱にぺっと出してしまう。

3歳児の子が入園した時のこと、初日の昼食で白米がでましたがなかなか食べてくれません。

最初はまだ園に慣れていないからだと思っていましたが、数日後に判明したのが「ほとんどお米を食べたことがない」でした。

母親に食事の相談ということで話をしてみたら、ほとんどの食事をコンビニ弁当の麺類で済ませているということがわかりました。

その子にはおかゆから始め、少しずつ慣れさせていき、1ヶ月後にはお米も食べることが出来るようになりました。

おかずに関しては、現在も訓練中です。

食べやすいからとか、好きだからという理由だけで柔らかいものばかりを食べさせていると、2,3歳になってもお米すら硬いといって食べれなくなることもあるんです。

よく「大きくなったらできるよね」っていう方がいますが、 小さいときにやっておかないとできないことが増えるばかりですよ!

極端な例かも知れませんが、こういうことが実際にあるのです。

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調理にひと工夫で咀嚼上手に!

柔らかく調理されているものって美味しいから全然食べてもいいんですが、しっかりと咀嚼ができるようちょっと工夫をしてみませんか?

ある程度の硬さを残して調理する

調理の時に硬さを調整してみて、どの硬さならちゃんと噛めるのか試してみましょう。

肉じゃがやカレーなど、調整しやすい料理で試すのがオススメです。

あと、こんにゃくや昆布などの噛みにくい食材を加えてみるのもいいですね。

 

食材を丸飲みできないくらいの大きさにカットする

細かくカットすると、ある程度の硬さがあっても飲み込んでしまうので、色んな大きさを試してみましょう。

少し大きめなら、本能で噛むようになりますよ。

噛みにくい食材の場合には、あまり大き過ぎないように気をつけましょう。のどに詰まらせたら大変です。

 

レトルト食品やコンビニ弁当を減らす

レトルト食品やコンビニ弁当はとても柔らかく調理されているので、咀嚼が減ってしまいます。

コンビニ弁当はやめてほしいのですが、レトルト食品を使いたい場合には、食材を1,2品ほど加えてみてはいかがでしょうか。

 

咀嚼で得られる効果

しっかり咀嚼をすると凄い効果が得られますよ!

脳の発達

噛むことにより脳への刺激となって脳細胞の活動を活発化させます。

しっかりと咀嚼ができれば天才児になるかも!

虫歯になりにくい

よく噛むと唾液が出ます。その唾液には抗菌作用があり、歯や歯茎を守ってくれるので虫歯や歯周病になりにくい環境を作ってくれます。

発音が良くなる

よく噛むと、口周りの筋肉が鍛えられるので発音が良くなります。

咀嚼が少ないと発音や歯並び、あごの発達にも悪い影響が出ますよ!

胃腸の働きが良くなる

よく噛むと消化酵素が分泌されるので、胃腸の働きが良くなります。

ちゃんと咀嚼しないと、胃腸に負担が掛かります。胃腸が弱ると万病のもとですよ!

やる気が出る

咀嚼をすると、 やる気を起こす物質「ドーパミン」と、 心のバランスを整える働きのあるホルモン「セロトニン」が分泌されます。

やる気と心のバランスが整っていれば安心ですね!

 

さいごに

いただきます

近年、食に対する意識が低くなっているように感じます。

レトルト食品やコンビニ弁当、ファストフードを頻繁に利用している方が多いのが少し残念です。

すべてのメニューが咀嚼を意識したものである必要はなくて、1,2品加えるだけでも全然違いますよ。

毎日の食事は大変かと思いますが、手間をかけた分みんなが幸せになるので頑張ってください。応援しています!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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