ハイサイ、きんじょうです。
愛猫が下半身不随になって、圧迫排尿・排泄をされている方も多くいます。
私の愛猫ねーこーも、毎日圧迫排尿・排泄をしています。
ですが、これから圧迫排尿・排泄をしていくことになった方にとっては自分に出来るか不安ですよね?
私も最初は不安でしたが、今では毎日普通にできています。
そこで今回は、圧迫排尿・排泄はコツをつかめば皆さんでもできますよって話を書きます。
圧迫排尿・排泄をしないといけない状況になった
愛猫ねーこーは、交通事故によって下半身不随になった状態で保護しました。
下半身不随になると、自身でおしっこができなくなるので毎日人の手で圧迫排尿をしてあげないといけません。
圧迫排尿・排泄は、必要に迫られてやることになったのです。
今日も圧迫排尿でおしっこをしています。
おとなしくさせている時もあれば、暴れたり低い声で鳴いたりして嫌がる時もあります。
基本的に圧迫排尿をされるのは好きではないようで、準備しているのに気づいたらピューっと逃げます。
今では普通にやっていますが、最初は不安で怖かったです。
猫を飼うのも小学生以来だし、圧迫排尿なんてやったこともないし聞いたこともないし、子猫だからお腹を押すのもケガさせそうで怖いな~とビビっていました。
ですが、圧迫排尿をしてあげないとおしっこを出すことができないので、自分がやるしかない!と覚悟を決めて始めました。
獣医師さんに教えてもらった通り慎重にお腹の辺りを押しますが、なかなかおしっこが出てきませんでした。
ここかな?こっちかな?と、あちこち膀胱を手探りしながら優しく押していくと、ピュッと少しだけおしっこが出ました!
その時は、喜びと安心でちょっとだけ自信がつきました。
それからは、 「ねーこーに負担が掛からないようにやろう」とか、 「長い時間やっていたら自分もキツイからもっと早く終わらせよう」と心掛けてやっていたら、一回の圧迫で出るおしっこの量が増えてきました。
そうなると、コツをつかんできているので回数を重ねていくうちに上手になっていくし、時間も短縮していきますよ。
急がず焦らずの気持ちでやっていけば、自然と身についてくるので大丈夫です!
そもそも圧迫排尿って何?
まずは、圧迫排尿の事を書きます。
圧迫排尿とは
老化による体力・筋肉の衰えや、怪我で脊髄や神経を損傷して下半身不随になる等の理由で自力で排尿や排泄が出来なくなった場合、マッサージや膀胱などを圧迫して排尿をする事です。
圧迫排尿って普段はあまり聞かない言葉ですよね。
私は、ねーこーの事で必要に迫られて知りました。
圧迫排尿の必要性
自力で出せなくなったおしっこが、いつまでも体内に残っているのは良くないです。
特におしっこの場合は尿毒症といって、排尿ができない時間が長くなれば膀胱や腸で細菌が増えたり、体内に尿毒素がまわり体調不良になります。
2日おしっこが出なかった場合には、命にかかわるそうです。
なので、1日に3回~5回ほど、人の手で出してあげないといけません。
ねーこーを保護して獣医師さんに診てもらった時、「恐らく2日はおしっこが出ていないのでは?」という状態でした。こうなると膀胱が伸びてしまって、自力でおしっこが出せなくなります。
その時はかなり衰弱もしていたので、「もしかしたら助からない可能性も・・・覚悟だけは持っていて下さい」のような事も言われました。それくらい尿毒症は怖いものです。
運がいい事に、ねーこーは病気一つせずに元気です!獣医師さんに「この子は強いね~!」って言ってもらった時は嬉しかったですね~。
ちなみに、ねーこーは自力でおしっこは出せませんが、うんちは自力で出せます。
時々、急に足をビクビクさせたと思ったらうんちをする事があります。ねーこーはトイレトレーニングができていないのであちこちにやってしまいます。
トイレトレーニングが出来ればいいのですが、後ろ足が立てない状態では砂を引きずってまき散らしてしまう事になるので、歩けるようになったときにトイレトレーニングは始めたほうがいいかと。
それまでは、圧迫排尿時に一緒にうんちも出すようにしています。
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圧迫排尿のやり方
私は、こうやって圧迫排尿をしています。
生後5ヶ月くらいまではこうやって圧迫排尿をしていました
①まずは、前足は立たせた状態で膀胱の辺りを左手でつかみます。
②膀胱を圧迫しながら、おしっこの出るところをティッシュで少し刺激します。
③出来るだけ全部出し切るようにします。目安は、膀胱のふくらみがなくなり、脹れていたのがぺちゃんこになって軟らかくなったら終了しています。
④終わった後は、後ろ足やしっぽにおしっこがかかっているので、下半身だけ毎回洗っています。
①前足は立たせてやっていますが、嫌がる時には砂をかける仕草をして動いているので大変です。
②排尿に関する筋力がついてきたのか、垂れ流したり、ぽたぽたと漏らすこともなくなっているので、刺激しないと出しにくくなりました。
圧迫排尿が嫌いで緊張していたりするのかな?
③膀胱を圧迫する時に注意しないといけない点は力加減です。
膀胱がパンパンに張っている時に強い力で圧迫すると、破裂することもあるそうです。
夢中になってやっているうちに、つい力が入り過ぎるなんて事がないように気を付けています。
④圧迫排尿後におしっこがかかる下半身だけ洗っています。
嫌がりはしますが、衛生面の事を考えると拭いていた方がいいでしょう。
生後6ヶ月くらいからはこうやって圧迫排尿をしています。
①左腕に乗せるように捕まえ(猫の頭は私の肘の方)、左手で膀胱の辺りをつかみます。
②膀胱のあたりを圧迫します。
③出来るだけ全部出し切るようにします。目安は、膀胱のふくらみがなくなり、脹れていたのがぺちゃんこになって軟らかくなったら終了しています。
④終わった後は、後ろ足やしっぽを軽く拭きます。
①ねーこーの体が重たくなってきたので、腕に乗せながらの方がやり易いです。
②ねーこー自身も慣れてきたのかティッシュで刺激しなくてもおしっこの出が良くなったので、トイレの便器でサッと圧迫排尿をしています。
そこで注意点があって、ウンチは便器に流さないで下さい。猫のウンチは水に溶けにくいので、何度も流しているとトイレ詰まりの原因になるので気を付けましょう。
③この頃くらいからは、以前よりも早く終わるようになりました。
④ねーこーも上手おしっこができるようになったのか、周りに飛び散ることもなくなったので軽く拭くだけでも大丈夫です。
猫の成長につれて、圧迫排尿・排泄もやりやすくなってますよ。
慣れてきたとはいえ、嫌がることはまだ多くあります。それでも頑張ろうね!ねーこー。
最初は動物病院で教えてもらいましょう
「圧迫排尿がわからないからネットで調べてやってみた」というのは、ちょっと危険だと思います。
力加減次第では、パンパンに腫れあがった膀胱が、稀に破裂することもあるようです。そうなったら手術になるので大変だし、怖いですね。
やはり、 最初はプロである獣医師さんにやってもらうところを見て、コツを聞いてからの方が絶対にいいです!
私に教えてくれた獣医師さんは、とても丁寧に教えてくれ、猫の内臓の図解までコピーしてくれたのでイメージが出来てとてもやり易かったです。
さいごに
今現在2歳になったねーこー、圧迫排尿を続けていますが写真にあるように元気に過ごしています(笑)
最初は勝手もわからないので余計な力が入るのと、緊張もあってとても疲れていましたが、毎日やっていると自然に慣れていきました。
やり始めの方がご覧になっていたら、 「絶対に慣れるから頑張って!」とお伝えしたいです。
やり続けているとコツをつかんできますので、無茶や無理をしない限り大丈夫ですよ~。
中には、安楽死を選択される方もいらっしゃるとか・・・。
毎日の事で大変だとか、難儀だという意見もあるようですが、それ以上の楽しい!がありますから、大切な命と共に過ごしていってほしいと願っております。
みんなで猫ちゃんとの生活を楽しみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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